2026年6月15日、新川高校サッカー部の皆さまを対象に、SYNERGY主催の対面イベント「新川高校サッカー部 両立セミナー」を開催しました。テーマは「部活生が受験に勝つために。」。1年生・2年生あわせて32名の部員が参加し、北大部活生メンターが自身のリアルな経験をもとに、熱のこもった講演を届けました。

登壇者紹介

今回は、本気で部活と勉強を両立させてきた先輩2名が登壇しました。

中尾 優太(北海道大学 経済学部3年 / SYNERGY代表)

元札幌東高校サッカー部主将。高校時代は北海道選抜に選ばれ、主将として全道ベスト8を達成。現役で北大経済学部に合格し、現在は北大サッカー部に所属。「本気で両立してきたからこそ人間として大きく成長できた」という経験から、高校生をサポートする団体「SYNERGY」を立ち上げました。

志村 武昭(札幌東高校サッカー部 元主将)

高校1・2年時は部活と行事に熱中し、授業はすべて寝ており、テストもほぼ最下位という状態だったと言います。部活引退後に苦労し、不合格を経て浪人生活を経験したリアルな失敗談を持つ当事者として、後輩たちに語りかけました。

大学生活のリアルな紹介

大学受験の先にある「楽しい大学生活」の具体例を提示し、高校生のモチベーションを高める内容も盛り込まれました。1ヶ月のフィリピン語学留学経験や将来的な大学院・交換留学の計画を紹介。「北大×博報堂×HBA」連携講義で自身のアイデアが採用され実際に世に出る楽しさを知り、「広告業界で働きたい」という夢が見つかったエピソードも披露されました。

ワークショップ:大学でやりたいことリスト30

ミッションは「大学や今後の人生でやりたいことを30個挙げよ!」。個人ワークでリストを作成したあと、その中からTOP3を選んでグループ内で発表し合いました。「辛いことだけじゃなくて大学での楽しいことも可視化できた」と好評を博したプログラムです。

両立の極意(メイン講義)

Theme 1

なぜ大学受験(勉強)をするの?

動機は「高収入」「就職」「モテたい」など、正直何でも良い。受験をする本当の目的は「良い環境」に身を置くため。「環境」とは「周りにいる人間の基準の高さ」を意味し、まだ将来の方向が決まっていない人ほど、良い環境に身を置いて「自分の選択肢を広げる」べきだと伝えました。

Theme 2

君たちの勝ち筋

「今からじゃ遅い」「部活で精一杯」と思っている部活生に向けて、勝てる理由を3つ示しました。①高校受験と大学受験は全く異なるため現状の学力差は大した差ではないこと、②多くの部活生は引退後から勉強を始めるため今から始めればリードできること、③部活で培った「体力 × メンタル × PDCAサイクル」が受験における爆発的な成長につながること。結論は「なるべく早く、今日から始めること」。

Theme 3

両立勉強法

受験勉強は根性論ではなく、「正しい方向に、正しい方法で努力すること」が大切。「正しい方向」とは志望校と現状を結ぶ一直線であり、①志望校を決める→②現状を分析する→③正しい学習計画を立てる→④勉強する、という4ステップを踏む必要があると解説しました。

参加した生徒の声

セミナー後のアンケートには、多くの熱いメッセージが寄せられました。

高校1年生(16名)の感想

まだ受験を遠いものと感じていた1年生たちが、一気に「自分事」として捉え直したコメントが目立ちました。

「受験なんて今関係ないと考えていた自分が馬鹿馬鹿しくなるほど熱かった」

「部活を引退したあとから頑張っても時間が足りない。今日から始めるべきだと感じた」

「高校1年生からでも受験勉強を始めるのは早くない、という話がとても印象的だった」

「PDCAサイクルが自分に足りていないと気づいた。少し余裕のある現在の状態に甘んじず、さらにレベルの高い大学を目指してモチベーションを作りたい」

「留学の話がとても印象的で、自分も大学生活でたくさんのことをしてみたいと感じた」

「同じスポーツをしている仲間だからこそ、すごく身近に感じて感化された」

高校2年生(16名)の感想

部活と勉強の両立にリアルに悩んでいる2年生には、具体的な勉強計画の立て方や「勝ち筋」の話が強い希望となったようです。

「今まさに両立について悩んでいて行動を起こせずにいたが、今回の講演で本当にやらなきゃいけないと思ったし、大きなモチベーションになった」

「自分はいまからでは北海道大学に間に合わないと思っていたが、今日をきっかけに頑張れる気になった」

「部活をやっていることで不利になるわけではなく、アドバンテージがあるという話が印象的だった」

「高校受験と大学受験は全く別物だと再認識できた。気持ちだけで終わらせず行動に移し、成績アップに繋がる勉強をしたい」

「『良い環境(周りの人間の基準の高さ)に身を置くこと』の大切さを学んだ。逆算して効率よく勉強していきたい」

「勉強だけでなく、サッカーでも闇雲に練習するのではなく、的確な目標や計画を立てることが必要だと実感した」

「『やりたいことリスト』をやった結果、辛いことだけじゃなくて大学での楽しいことも可視化できたので本当にいい機会だった」

今後の活動

SYNERGYでは引き続き、道内の部活動チームへの訪問セミナーを通じて、部活生の文武両道を支援していきます。セミナーのご依頼やお問い合わせは、お問い合わせフォームよりご連絡ください。また、北大部活生によるオンライン個別相談(約1時間・ZOOM)も随時受け付けています。志望校と現状の分析、1ヶ月の学習計画作成、両立に関する相談など、お気軽にご活用ください。